桶ット卓球とは

 兵庫県丹波篠山市が温泉施設の利用を促進しようと 風呂桶を使った温泉卓球を考案しました。

 

 2012年2月、第1回「全国桶ット卓球大会」が開催されました。

 

 毎年2月上旬、こんだ薬師温泉ぬくもりの郷(丹波篠山市今田町)で開催されています。

 

 2019年2月には8回目の大会が行われ、北は北海道、南は熊本県まで75ペア150人が競技しました。

 

 2020年2月15日は五輪イヤーで初の「世界大会」が四季の森生涯学習センター(丹波篠山市網掛)に会場を移して開催されました。日本人だけの63チーム、外国人や外国にルーツを持つ人も入っている63チーム、計95チーム190人が熱戦を繰り広げました。

 

 新型コロナウイルス感染防止のため、2021ー23年2月の開催は中止になりました。

 

桶ット卓球公式ルール(丹波篠山市HPより、一部加筆)

 1.卓球ラケット及びネットの代わりに風呂用の「桶」(オケット及びオケネット)を使用する

 2.オケットはどの面を使用してもよいが、必ず両手で持ってピン球を明瞭に打たなければならない。

 3.予選は1試合3ゲームマッチ、決勝は3ゲームマッチの2ゲーム先取で勝利。1ゲーム11ポイント制。デュースの場合は2ポイント先取で勝利。デュースの場合、サーブは1本ずつとする。

 4.サーブは味方パートナーがトスした球を直接打ち、自コートにバウンドをさせてから、相手コートに入れる。ただし、相手対角コートに入れる必要はない。

 5.サーブは2本交代とし、サーブ側は、トス・サーブを1本ずつ交代して行う。

 6.サーブの際、味方競技者にトスボールをする人は、「Are you(湯)OK(桶)?と言い、打者は「OK(桶)」と言って相手に知らせてから打つこととする。言わなければ、失点となる。

 7.トスする競技者は、自コート卓球台側面よりのトスボールも可能とする。

 8.レシーブは交互に行う必要はなく自由とする。(選手位置も自由)

 9.オケネットにバウンド(複数バウンド可)した後、相手コートに入ったときはインプレーとする。「(桶)ットイン」

 10.オケネット内で止まった場合は失点となるが、即座に「オケット」と叫んだ時はノーカウントとする。(ラリー時のみで、サーブでオケネットに止まった場合はアウト)

 11.片手打ちや、明瞭にヒットしない複数打ち(ドリブル)運ぶ(キャリー)は反則となる。

 12.相手の返球が、自コートにバウンドするまでにピン球がオケットに当たった場合(コート外も適用)その時点で失点となる。

 13.返球が障害物(天井・壁等)に当たった場合、相手コートにインしても失点となる。

 14.「マイ桶ット」は直径30センチ以下の木製の桶(加工不可)(以前は、ぬくもりの郷で販売されている桶のみだった)

 

全国桶ット卓球大会試合形式(2019年)

 ●男子ペア、女子ペア、男女ペアごとに対戦

 ●予選トーナメントで男子は連勝の7チームと、敗者復活の4チーム計11チーム

           女子は連勝の6チームと、敗者復活の3チーム計9チーム

           男女は連勝の5チームと、敗者復活の3チーム計8チーム

           が決勝トーナメントへ(予選トーナメントは6点3セットマッチ)

 ●決勝トーナメントは11点3セットマッチ     

 

 

「ご当地温泉卓球全国大会」の1アイテムに

【入湯手形】<熊本>黒川温泉
【風呂桶】<兵庫>こんだ薬師温泉
【かまぼこ板】<山口>長門湯本温泉
【木うちわ】<高知>馬路温泉
【スリッパ】<北海道>まっかり温泉、<佐賀>嬉野温泉、<山口>湯田温泉
【鍋ぶた】<長崎県>雲仙温泉

ルールは、セット獲得までにすべてのアイテムを使用。

そのほかは、大会開催地のご当地ルールで運用されます。

 

2013年の第1回は嬉野温泉

2014年の第2回は黒川温泉

2015年の第3回は雲仙温泉

2016年の第4回は湯田温泉

2017年の第5回は黒川温泉

2018年の第6回はまっかり温泉

2019年の第7回は馬路温泉

2020年の第8回はこんだ薬師温泉で7月4日開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染防止のため2022年度(4月以降)に延期となりました。